野外教育指導者養成講習

Wilderness Education Association Japan

野外指導者養成のグローバルスタンダードを学ぶ

WEAJとは

〜世界50ヵ国に広がる、野外指導者・教育者の国際ネットワーク〜

  • 野外指導者育成のパイオニア: WEA(Wilderness Education Association)は1977年、ポール・ペッツォルト氏がアメリカの4つの大学と連携し、質の高い野外指導者を育成するための体系的なカリキュラムを導入したことから始まりました。
  • 確立されたグローバルスタンダード: 長年にわたり、アメリカにおける野外指導者養成のナショナルスタンダード(国家標準)として認められています。今日では、野外指導者養成機関を持つ多くの国々で、信頼性の高いグローバルスタンダードとして採用されています。
  • 日本における専門性の確立: WEAJは、日本の野外指導者の専門性向上と、職業としての確立を目指して設立されました。2013年、世界で初めてWEA本部との同盟協定を締結し、日本国内での国際基準のトレーニングを可能にしました。
教育体系

引用:WEAJホームページより

6コアカリキュラム

・意思決定の核心「6+1」モデル: WEAは、質の高い野外指導者に必要な要素として「野外生活技術」「遠征計画」「リーダーシップ」「リスクマネジメント」「環境に対する責任」「教育」の6つの柱(コアカリキュラム)を掲げています。これらを横断的に統合し、現場で最適解を導き出す「+1:判断力(Judgment)」こそが、WEAカリキュラムにおいて最も重要なスキルと位置づけられています。

・安全かつ教育的な野外遠征のリード: この「6+1」モデルを修得することで、予測困難な自然環境下においても、参加者の安全を確保しながら教育的成果を最大化できる、卓越した指導能力を身につけます。

・専門技術と野外救急法の補完について: WEAのカリキュラムは、あらゆる野外活動の基盤となる「指導・判断のプロセス」に特化しています。そのため、以下の特定の技術については、指導者がそれぞれの活動フィールドに合わせて各自の責任で習得・更新を目指すものと定義されています。

 冒険活動の指導技術: クライミング、パドリング、スキーイング等の各種アクティビティの専門技術。

 野外救急法: WFA(Wilderness First Aid)、WFR(Wilderness First Responder)等の専門的な救急資格。   
※これらはWEAのコースを補完する重要な要素であり、併せて取得することが推奨されます。

8.1.判断

判断は、意思決定をするために、既存の知識と過去の経験を統合し、状況に応じた最適解を選択するスキルです。適切な判断ができなければそれ以外の全てのスキルを効果的に使うことができません。正確で普遍的な判断は野外指導者にとって必須です。

野外指導者は…

  • 野外指導において、自分の判断について包括的で一貫性のある説明ができます。
  • 特定の状況において関連するさまざまな情報を包括的に分析できます。
  • 教育効果、ミッション、参加者、状況に応じて最適な意思決定ができます。

9.1.野外生活技術

野外生活技術は、野外を安全に旅行し、食料、水、シェルターを確保するための、野外において環境に対する責任と持続可能な技術です。

野外指導者は…

  • 環境に合わせた適切な装備、服装の準備、選択、修理ができます。
  • 安全な移動とナビゲーションができます。
  • LNTに基づいたトレイルの選択、キャンプ生活ができます。
  • 適切な水分補給、食事、衛生管理ができます。

9.2.遠征計画

遠征計画は、数日間の野外遠征を計画し、実行するための知識とスキルです。

野外指導者は…

  • 安全で快適な数日間の遠征ルートを計画できます。
  • 効率よく、美味しく、栄養価のある食事を計画できます。
  • 団体の方針やリスクマネジメントの基準に基づいて遠征を計画できます。
  • 装備、交通手段、資金を管理できます。

9.3.リーダーシップ

野外におけるリーダーとは、さまざま条件において、参加者の目的を達成するために、リーダーシップ理論を理解し、効果的なコミュニケーションをとり、参加者に対して適切に介入できる、信頼ある人です。

野外指導者は…

  • 状況に応じたリーダーシップ理論を説明し実行できます。
  • 自己のリーダーシップスタイルを理解し、適切に発揮できます。
  • リーダーの役割を説明できます。
  • リーダーシップのロールモデルを表現できます。
  • ツーウェイのコミュニケーションをとることができます。

9.4.リスクマネジメント

リスクマネジメントは、参加者とスタッフのリスクを体系的に分析し、最小化する計画を立てるとともに、事故から法的なリスクを最小化するための知識です。

野外指導者は…

  • 一般的なリスクマネジメントの用語、概念を説明できる。
  • 野外における一般的なハザードを同定できる。
  • プログラムの計画、実行、評価においてリスク評価ができる。
  • 緊急時において捜索、救助を実行する知識と技術がある。

9.5.環境に対する責任

環境に対し責任を持つためには、地域の生態系と文化を理解し、持続可能な遠征計画と実行ができ、現在及び将来の世代のために自然を

野外指導者は…

  • 環境に対する思想や実践のもととなった出来事、人々、概念を説明できる。
  • 遠征の計画と実行において、持続可能な実践し、参加者に指導できる。
  • 野外倫理を持ち、野外指導者として適切に振る舞うことができる。

9.6.教育

効果的な教師は、体験学習理論を応用し、効果的な学習体験を計画、指導、評価し、参加者が主体的に学べるように支援します。

野外指導者は…

  • 野外指導に関する基本的な理論と原理を説明できます。
  • 野外を活用して目的を達成するために効果的な学習体験を計画できます。
  • 野外でさまざまはティーチングテクニックを応用できます。
  • 授業前、中、後に適切な評価ができます。

Outdoor Leadership Training Course(OLTC)

OLTCとは

目的

  • WEAカリキュラムの一部の習得を目指し、COLコースを受講するための、基礎的な野外指導スキルの獲得です。

受講要件

  • 10日以上の野外指導経験が必要です。

内容

  • 2泊以上のウィルダネストリップを含む、連続する4日間以上のコースです。コースを通じて、野外生活技術、遠征計画、リーダーシップの一部(LOD)、環境スキルの一部、教育の一部(SPEC)を学びます。コース中に、3時間以上のリーダー体験と、1回以上のティーチング実習が必須です。

修了後

  • インストラクターから6+1の評価が与えられ、WEAJポートフォリオ(個人学学習記録)に掲載します。
  • COL、COEの監督のもと、OLEの指導補助を行うことができます。
  • COLを目指すためには、コース終了の翌年度より2年間のうちに、COLアドバンスコースを受けなければなりません。その間、WEAJ準会員として、5000円/年の年会費が必要です。
受講対象者
  • 野外指導者を目指し、野外指導を専攻する高校生、大学生、大学院生や、野外指導に新規に参入する社会人が対象です。

■開催日程・お申し込み

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      Outdoor Leader Experience(OLE)

      OLTCとは

      目的

      • WEAのカリキュラムを理解し、自立したオーバーナイトトリップを楽しめるようになります。

      内容

      • 1泊以上のウィルダネス状況におけるオーバーナイトを含む、連続する3日間のコースで、オーバーナイトトリップに必要なWEAカリキュラムの一部を体験します。

      修了後

      • コース終了から翌年度末まで、1年間以上のWEAJ準会員の権利を無料で得られます。
      受講対象者
      • 初めてアウトドアで、オーバーナイトトリップするエントリーレベルの高校生、大学生、ボランティアリーダーを対象とします。

      ■開催日程・お申し込み

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